はじめて英語で読み切った本『SOLITO』との出会い。9歳の子供のアメリカへの大冒険!

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『SOLITO(ソリート)』

著者: ハビエル・サモラ(Zavier Zamora)
出版日: 2023年6月6日
ジャンル: 回想録(Memoir)、ノンフィクション
ページ数: 416
ISBN-10: ‎0593498062
ISBN-13: ‎978-0593498064

この本との出会い

これは、私の人生で初めて英語で最後まで読み切った本です。

正確に言えば、以前にもいくつか英語の本を読もうとしたことはありました。しかし、それらは退屈で難しすぎて、最後まで読むことができませんでした。

この本に出会ったのは学校でした。実は授業の教材として使われていたので、購入する必要があったのです。

読み始めた頃は集中するのが難しかったのですが、読み進めるうちに自然と物語に引き込まれていきました。最終的には、あまり努力することなく読み終えることができました。

本の簡単なあらすじ

この本は、著者が9歳のときに故郷エルサルバドルからアメリカの国境まで旅した冒険の実話を描いた回想録です。
出発する前に両親はすでにアメリカへ渡っており、著者は知らない大人たちと共に旅をし、愛する祖父母のもとを離れなければなりませんでした。
著者は、実際の日付と出来事をもとに、私たちには想像もできないような現実の物語を伝えてくれます。

“One day, you’ll take a trip to be with us. Like an adventure.”
(いつか、あなたも私たちのもとへ旅をしてくるのよ。まるで冒険のようにね。)


この本を読んで感じたこと

この本には英語だけでなくスペイン語も多く使われています。
当時の私はスペイン語をまったく知らなかったので(今は勉強中です)、最初は理解するのが大変でした。
しかし、著者が使う英語は難しくなく、内容を追うのには十分でした。

旅の途中、著者が何度も危険な目に遭う場面があります。私はそのたびに、まるで自分がその場にいるかのように情景を思い浮かべ、登場人物たちの言葉や表情を頭の中で再現できました。
それでも、2回読んだ後でさえ、著者が実際にその瞬間に感じた恐怖や孤独を完全に理解することはできません。

この壮絶な旅と、その体験を伝えようとする著者の思いに、私は深く感動し、最後には涙があふれました。

この本の主な要素

  • 旅立つ前の、著者と家族・友人との関係

  • 同じ旅をした見知らぬ人々に対する著者の感情の変化

  • 命の危険にさらされる緊迫した場面

著者の力強い文章のおかげで、多少理解できない部分があっても読み切ることができました。
そして「英語の本を読めた」という事実が、英語で本を読む自信を私に与えてくれました。

この本を最初の英語本として出会えたことを心から嬉しく思います。

この本をおすすめしたい人

まだ英語の本を読んだことがない人 一人で海外に移住した経験がある人 アメリカへのメキシコ移民に興味がある方
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